専門職スタッフの役割

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がそれぞれの専門性を活かして評価・訓練を行います。

  • 理学療法士…運動をメインに、熱・電気などの物理療法も併用して身体機能を改善する
  • 作業療法士…入浴・トイレ動作や調理など、日常生活に必要な作業を援助する
  • 言語聴覚士…発声練習・飲み込む姿勢・食事形態などを指導・助言する

どれも生活には必須な要素なので、3つの療法士が互いに連携して足りないところを補いながら支援していきます。

入院

急性期一般病棟・地域包括ケア病床

 一般病棟では、病気や怪我の治療と並行して体調に合わせたリハビリを行います。過度の安静による体力低下を予防し、退院先で必要な能力の獲得を目指します。また、当院は地域包括ケア病床を26床有しております。急性期の治療から回復期のリハビリテーション、さらには在宅医療への移行を支援しています。また、在宅で医療を受けている方のレスパイト入院の受け入れも行っております。

回復期リハビリテーション病棟

脳卒中や骨折等の急性期治療終了直後からのリハビリテーションです。できるだけ早期に機能を回復し、自宅や社会に復帰していただくことを目的としています。集中してしっかりとしたリハビリテーションが必要な方が対象になります。トイレや入浴といった日常生活に必要な動作から、買い物や公共交通機関の利用の練習まで、安心してご自宅に帰れるよう支援を行います。

医療療養病棟

「患者様の生活に彩りを」療養病棟では、患者様の状態に合わせた内容で無理なくリハビリを行います。長期療養生活で残存能力を発揮し、やりたい事や出来る事を増やしていくことを目標としています。生活の中に彩りを感じられるような病棟を目指しています。

スポーツ

スポーツ選手のフィジカルサポートを行っています

リハビリ職として病院や日体大SMG横浜での「ケガ予防」や「ケガ後からの競技復帰支援」を行っています。
新富士病院グループは、なでしこ1部サッカーチーム・陸上女子七種混合・棒高跳びの選手を擁するスポーツクラブ「日体大SMG横浜」のトップパートナーです。

小児(発達障害等)

「できた!をともに喜ぶ」子どもが育つとき、成長するとき、チャレンジするとき、その瞬間をともに喜ぶ存在でありたい。1人ひとりの特性を「個性・ユニークな才能・潜在能力」と捉え、小さなできた!を積み重ねて自信を育める場所・また様々な職種の視点から、「きらり」と光る強みを見つけ、お子様の得意を延ばすお手伝いをしていくための支援を行っています。

外来

在宅生活を送りながら通院可能な方を対象に提供するリハビリテーションです。患者さんの悩みや、目標を聞きながら自分自身で運動が継続できるよう支援し、独立性や生活の質の向上を図ります。外来受診後に医師がリハビリテーションが必要と判断された際に処方されます。予約制でございますので、希望や予約の変更の際は、当院リハビリテーション科までご連絡をお願いします。

訪問

訪問リハビリテーションとは、在宅での生活をより良いものにし、できる範囲で自立した生活が送れるようにリハビリの専門スタッフが皆さんの家庭へ訪問し、自宅で行うリハビリです。当院から退院された患者さんの生活支援を主に行っております。

リハビリテーション科トップメッセージ

患者さんへ

当院リハビリテーション科は、『患者さまに最善を尽くせるセラピストを育成する』を目標に掲げながらリハビリテーションを行なっています。この目標を達成するために、医師、看護師、医療ソーシャルワーカー、栄養士、リハビリテーションスタッフなどの医療従事者全員が、互いに連携をし合うチーム医療を推進しています。
 現在のリハビリテーション科は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、リハビリ助手が在籍し、総勢50名ほどのスタッフで構成されています。
 当院は急性期から慢性期に至るまでの病床を有しているケアミックス病院です。急性期の整形疾患に対しては術後早期からの介入、内科疾患に対しては徹底したリスク管理を行いながら早期離床を推進しています。回復期では365日の充実したリハビリテーションや季節に合わせたレクリエーションを提供しています。慢性期では生活の場となる病床が患者さまの過ごしやすい場所になるようベッドサイドの環境を整え、状態に合わせながら離床を進めています。当院は退院後もリハビリテーションが必要な患者さまには医師の指示のもと、外来リハビリテーションや訪問リハビリテーションを実施しています。このように切れ目のないリハビリテーションを行うことで、安心した自宅生活を送って頂くことが可能です。また、患者様の身体機能・退院後の環境に合わせたオーダーメイドのリハビリテーションを提供しながら社会復帰への支援を行っています。
 令和6年度より小児リハビリテーション部門『きらり』の立ち上げを行いました。地域で発達障害を抱えているお子さん、そのご家族の居場所となれるよう『できた!をともに喜ぶ』をモットーに活動を始めています。

 当院は退院後もリハビリテーションが必要な患者さまには医師の指示の下、外来リハビリテーションや訪問リハビリテーションを実施しています。このように切れ目のないリハビリテーションを行うことで、安心した自宅生活を送って頂くことが可能です。また、患者様の身体機能・退院後の環境に合わせたオーダーメイドのリハビリテーションを提供しながら社会復帰への支援を行っています。
 令和6年度より小児リハビリテーション部門『きらり』の立ち上げを行いました。地域で発達障害を抱えているお子さん、そのご家族の居場所となれるよう『できた!をともに喜ぶ』をモットーに活動を始めています。

医療関係者の方へ(エントリーを検討されている方)

 当院リハビリテーション科は、ケアミックス病院であり、急性期から生活期まで経験を積むことができます。スタッフは若手スタッフから子育て世代、ベテラン世代まで幅広いスタッフが在籍しており、自分のライフプランに合わせた働き方、自己研鑽のサポートを行うことで、働きやすい職場の中で成長できる環境作りを目指しています。多職種とも連携が取りやすく、病棟カンファレンス、科内勉強会、症例発表など定期的に開催しています。新人教育においては、3年目までを新人教育期間と設定して、1事例ずつ指導者と一緒に経験を積んでいくことで、独り立ちできるまでフォローを行っています。当院に少しでも興味のある方は、お気軽に相談・見学にお越しください。

リハビリ関連資格(職員取得一覧)

  • 認定呼吸療法士
  • 認定作業療法士
  • 登録理学療法士
  • 三学会合同呼吸法認定士
  • 呼吸ケア指導士
  • 生活行為向上マネジメント指導者認定
  • 上級臨床実習指導者認定
  • 両立支援コーディネーター
  • 生涯基礎研修修了者
  • 福祉住環境コーディネーター2級
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 認知症ライフパートナー2級
  • スポーツメンタルトレーナー
  • 発達障害支援士
  • アクティビティインストラクター

教育制度

 当院の新人研修は、クリニカルクラークシップに沿って、見学、模倣、実施というステップをふみ、徐々に一人で業務を出来るように考えています。
 入職後1カ月は、見学とともに病院のルールを覚えてもらうため、先輩の実施している内容の補助を行ってもらいます。実際にチェックリストを用い、自分の知識の確認を行いながら、実施していない事、わからない事を解決しながらステップアップをしていきます。
 3ヶ月を目途に、申し送り表を見ただけで一人で患者さんのリハビリを実施、6ヶ月を過ぎるころには、症例発表を実施し、一人で評価から治療まで出来るようになることを目標にしています。
​ 人によってスピードは異なりますので、焦らずゆっくり、一緒に成長していきましょう​​!

【研修実績】
2週間に1回、患者さんに技術や経験を伝えられるよう、リハビリテーション科内で勉強会・研修を行っています。

<勉強会実績>
・整形疾患の病態及び解剖生理学
・術後リハビリテーションの基礎知識及び進め方
・回復期リハの進め方
・FIM講習・認知機能検査の行い方
・クリニカルリーズニングの基礎知識
・教育/ティーチング 
・コーチングの基本
・小児リハビリテーションの基礎知識及び進め方
・スポーツリハビリテーションの基礎知識及び進め方

<新入職研修>
・接遇研修 
・受付/電話対応及びオペレーション
・専門職概要と連携の仕方
・各病棟の理解とルール
・医療安全について・診療報酬について
・カルテの書き方
・その他:事例発表など

スタッフインタビュー

ケアミックス病院だからこそ、様々な病期に関わりセラピストとして成長できる

―入職11年目・理学療法士Tさん

Q 現在の仕事の内容を教えてください。

現在私は回復期に携わっています。
回復期では、一人ひとりの患者さんに時間をかけて関わることができるため、患者さんの目標達成に向けて心身機能や動作レベル(活動レベル)の経時的変化を毎日確認しながら介入することができます。
当院は、回復期病棟内にリハビリスペースを設置しているため、医師や看護師、介護士、医療相談員、管理栄養士など多職種と密な連携をとることができています。
体組成計を用いて入院から退院までの筋肉量や水分量の変化のデータをとり、管理栄養士と共に検証し、リハビリや栄養管理に役立てています。

Q 新人の指導はどのように進めていますか?

新入職スタッフには、プリセプター・スーパーバイザー制度を用いて、個々のスキルや性格に合わせた指導により、スキルアップをサポートしています。どんな些細な事でも相談できる関係性を築くことが重要だと考えています。

Q 青葉さわい病院で働くメリットは何ですか?

当院は急性期から慢性期、在宅まで充実したケアミックス病院です。様々な病期に関わることができるため、自分の経験を活かすことや、逆に自分の足りない部分を勉強して補うことができます。
また、子育て世代も多く在籍しています。院内保育室があるので子供を預けることができますし、スタッフ間で協力して勤務の調整を行ったりすることで、安心して働くことができています。

新入職スタッフインタビュー

プロフィール
写真左 Aさん 2024年度入職  理学療法士 (神奈川県出身 4年制専門学校卒)
写真右 Kさん 2024年度入職  作業療法士 (東京都出身  4年制大学卒)

Qさわい病院を選んだ理由はなんですか?

やりたいことが定まっていない中、就職活動をしていましたが、青葉さわい病院はケアミックス病院で扱っている症状も多いため、様々なことに挑戦でき、自分の成長に期待できる環境が整っていると思い志望しました。
病院見学の際に、職員同士の仲が良さそうだったことも印象に残っています。

実習の時に温かく迎え入れていただき、自分が働いている姿を想像することがきました。職種関係なく、職員同士の連携が取れていて、コミュニケーションを密に取り合える環境に魅力を感じました。

Q入職して8か月経ちましたが、仕事には慣れましたか?

実際に患者さんを前に治療を進めていくことに慣れてきました。先輩方に教えていただくことや助けていただくことばかりですが、手厚いサポートのおかげで安心して患者様に向き合えています。

Q同期との関係性はどうですか?

入職前に内定者ミーティングがあり、入職前から不安を相談できる心強い仲間でした。入職後も仕事の不安や悩みを相談して助け合い、心の支えになるようなありがたい存在です。休日にみんなで出掛けたりもします!

Q仕事のやりがいは何ですか?

患者さんの要望を聞き取り、叶えられた時です。
作業療法士は、日常生活動作ができるようになることを目標としています。
患者さんが今までできなかったことができるようになった時、感謝の言葉をかけていただいたことが一番やりがいを感じます。

患者さんができなかったことの原因を自分の持っている知識で観察・評価を行い、リハビリの動作指導で患者さんが良くなったことを実感した時に喜びとやりがいを感じます。自分の担当した患者さんが退院する時に「歩けるようになりました、ありがとうございました」と声をかけてくださった時、この仕事をしてて良かったと心から思いました。

Qどんなセラピストになりたいですか?

目標は先輩です。
常に学び続け、新しいことに挑戦続ける姿勢を忘れないセラピストになりたいです。

自分の持ち味を生かすことができるようなセラピストになりたいです。
自分の持ち味はコミュニケーション力だと思っています。患者さんとの関り方を大切に、患者さんの将来を一緒に考えられるようなセラピストになりたいです。

Qさわい病院の特徴や強みは何ですか?

職員同士のつながりが強く、患者さんに対して誰が対応しても、すぐに担当者に報告がいきます。ご家族だけでなく、患者さん中心にコミュニケーションを取ることも強みの一つです。
教育制度も充実していて、先輩から1対1で指導を受けられるので、道筋を作ってくれます。何をすればよいのか分からない不安が無く、目標を持って働くことができます。

患者さんに対する目配りや気配り、スタッフ間での情報共有は強みです。変化に気が付くことができるようコミュニケーションを大切にしています。
様々な機能の病床を経験させて頂いたことでやりたいことが定まってきました。勉強会や研修に参加しやすい制度も充実しています。

電話番号0459010025